五味太郎パッケージの誕生

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五味太郎によるかわいいなかまたち

 「きびだんご」のパッケージは時代の変遷によって何度かそのデザインを変えてきました。桃太郎伝説は日本全国いたる所に存在しますし、岡山に限らず老若男女が誰でも知っている物語です。
 廣榮堂は岡山の「きびだんご」の老舗として、お土産物を超え、日本中の子どもたちに食べてもらえるお菓子として育てたいという思いから、世界的な絵本作家の五味太郎氏にパッケージを依頼したのです。平成5年、「元祖きびだんご」が誕生しました。
「子どもに与えるものをつくるなら、大人ができることはキッチリしてあげる」という五味さんは新鮮なアイデアを提供してくださいました。そのひとつが「仕掛け絵本のようなパッケージを」という考えでした。小さなイラストが沢山ある包装紙を開けると、大きな桃太郎が登場する箱のデザイン。さらに一個一個を包む包装紙にも桃太郎と仲間たちのイラストがカラーで印刷されています。20個入り、40個入りのパッケージ、そして次に取り組んだのが10個入りのパッケージ、低価格の商品ということでの開発です。岡山・倉敷の観光客は修学旅行の学生やOL同士のグループ旅行が中心です。自分の家族や職場で食べたりするケースが多く、より小ぶりな商品の方が需要が多くなってきたことが理由でした。また、スーパーなどで販売するためにも低価格帯の商品が必要でした。
 課題はコストです。低価格商品を実現するには、箱のコストを抑え、量を売らなければなりません。試算では20万個販売が必要でした。まず、コスト削減のために工場設備の見直しを行い、機械化の導入を行いました。単にパッケージのデザインを変更しただけでなく、色々なアイデアと様々な課題を解決することで、「元祖きびだんご」は年間200万個を販売するロングセラー商品に成長しました。
 さらに平成7年「黒糖きびだんご」、平成9年「海塩きびだんご」、「きなこきびだんご」、平成10年「玄米きびだんご」、平成13年「白桃きびだんご」が販売され、「元祖きびだんご」の仲間が次々と増え、五味太郎氏の手によるユニークなキャラクターも続々と登場しています。
 今、日本中のいたる所に「きびだんご」が旅をしています。パッケージから家庭で、職場で、学校でコミュニケーションが広がっています。日本中の子どもたちに「きびだんご」を食べてもらい、身体も心も元気な日本の桃太郎になって欲しい。そしていつか廣榮堂の思いが世界中にまで届いて欲しいと願っています。

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